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「ばっちゃん、生きていてくれて、ありがとう」 | ブログ | 出雲市で注文住宅・古民家再生を行う工務店|小林建設

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  • 「ばっちゃん、生きていてくれて、ありがとう」

  • 2009/12/11(金) すべて
皆さんに読んで欲しい、病に倒れた大好きなばっちゃんへの思いを書いた大ちゃんの作文を紹介します。

影山大貴(高浜小4年)「朝日小学生新聞賞」受賞作品(平成21年11月24日)

今年の1月21日の22時、僕のばっちゃんの心臓と呼吸が止まった。
三日たって、母ちゃんが「おばあさんは、自分で息することも、話すことも、大ちゃんの頭をなでることも出来んよ。お医者さんが、耳は聞こえるっ言われたから、会いに行こうね」と話してくれた。

「ばっちゃん来たぞ~」と、すごく明るく入った。でも、いつもと、あまりにもちがうばっちゃんのすがたに、僕は泣きそうになった。がんまんした。ばっちゃんの手をさすって「ばっちゃん、大だよ。わかる?ばっちゃんのソーセージ入りみそ汁が食べたいから、元気になってくれー。ケンカもしたいし、宿題も教えてよ。目を開けてよ。ばっちゃん」
と声をかけた。そしたら、ばっちゃんの右目から、なみだが流れた。

僕はばっちゃんが生きているだけでうれしかった。それだけで、ありがとうだった。
僕が大人になる頃には、すごい薬や注しゃが出来て、ばっちゃんがきっと目をさますから、僕は、毎年写真をとっておくよ。急に大人になった僕を見て、おどろかないように、いつ目を開けてもいいようにしておくよ。
だからばっちゃん、安心してねてていいよ。僕は、ばっちゃんが、起きた時に「ばっちゃん、生きていてくれて、ありがとう」と必ず言うよ。言わせてね。
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